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NAS 245

Gitの紹介

ASUSTOR NAS 上での Git リポジトリの設定

2023-08-25

コースの目標

このコースを修了すると、下記のことができるようになります:

  1. ASUSTOR NAS 上での Git リポジトリの設定。

前提条件

受講前提条件:

なし

次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています:

Linux、Git


概要

1. Gitの紹介

1.1 ASUSTOR NASにGitをインストールする

2. ASUSTOR NASでGitリポジトリを設定する

2.1 Gitリポジトリ用の共有フォルダの作成

2.2 Gitリポジトリの設定

3. 他のGitツールでNAS上のGitリポジトリに接続する





1. Gitの紹介

Gitは無料でオープンソースの分散型バージョン管理システムであり、小規模から非常に大規模なプロジェクトまでを高速かつ効率的に処理するために設計されています。

分散型バージョン管理システムの利点は、Gitがサーバーまたはネットワークがない環境でもローカルで使用できることです。サーバーまたはネットワークが正常に戻ると、データは自動的に同期されます。



1.1 ASUSTOR NASにGitをインストールする


  • 管理者アカウントでADMにログインします。
  • App CentralでGitを検索します。
  • Gitを選択し、インストールをクリックします。
  • GitはSSHを介してコマンドライン操作のみをサポートするため、インストールが完了するとADMデスクトップアイコンは表示されません。




2. ASUSTOR NASでGitリポジトリを設定する

ASUSTOR提供のGitは、管理者権限を持つアカウントでのみ実行されます。Gitを使用する前に、ASUSTORはすべてのファイルを統一された方法でGitリポジトリで管理するために、新しい共有フォルダを作成することをおすすめします。



2.1 Gitリポジトリ用の共有フォルダの作成


  • [アクセスコントロール] [共有フォルダ]を選択します。
  • [追加]をクリックします。


  • これで、NASに新しい共有フォルダを作成する準備ができました。
  • 新しいフォルダの名前を入力し、入力し終わったら[次へ]をクリックします。 (以下の例では、新しいフォルダ名として「Git_Repository」を入力しました)。


  • 選択したアクセス権に対応するラジオボタンを選択して、フォルダのアクセス権を設定します。(以下の例で、選択されているアクセス権「すべてのユーザーの場合は読み取り専用、管理者の場合は読み取りと書き込み」が表示されています。)
  • 完了したら、[次へ]をクリックします。


  • 設定の最終要約に目を通します。
  • 完了したら、[終了]をクリックしてこれらの設定を確認します。



2.2 Gitリポジトリの設定

Gitはコマンドライン操作のみをサポートしていますので、SSHが有効になっていることを確認してください。


  • [サービス] [端末] [SSH]の順に選択します。
  • [SSHサービスを有効にする]チェックボックスを選択し、[適用]をクリックします。


  • SSHクライアントを使用してNASにログインし、Git_Repositoryという名前の共有フォルダに移動します。
  • 新しいフォルダを作成するコマンドを入力します。通常はGitプロジェクトの名前を付けます。ADM ファイルエクスプローラーでも新しいフォルダを作成できます。
  • $ mkdir TestProject


  • 作成したGitプロジェクトフォルダに移動し、次のコマンドを入力してGitリポジトリを初期化します。
  • $ git init -- bare


  • Gitリポジトリが初期化されたら、ADM ファイルエクスプローラーでGitリポジトリが設定されたのを確認できます。




3. 他のGitツールでNAS上のGitリポジトリに接続する

ユーザーは、ASUSTOR NASからGitリポジトリをクローンして、他のプラットフォームでもGitをサポートする適切なソフトウェアをインストールし、異なるプラットフォームでソースコードを変更してコミットすることができます。

Git 公式ウェブサイトを参照して、Windows 用の Git をダウンロードしてインストールしてください。


  • Gitがインストールされたら、Windowsファイルエクスプローラを開き、Gitを管理する新しいフォルダを作成します。このガイドの目的でフォルダ名「Git_Clone」を使用します。


  • Git_Cloneフォルダの右側の空白のスペースを右クリックし、[ここでGit Bashを開く]を選択します。


  • Gitクローンコマンドを使用して、NAS上のGitリポジトリに接続し、プロジェクトのソースコードをクローンします。
  • $ git clone ssh://admin@{NAS_IP}/volume2/Git_Repository/TestProject
  • SSHで管理者アカウントのパスワードを使用してNASにログインします。
  • Gitクローンが完了すると、ローカルプラットフォームでソースコードを修正、書き込み、コミットできるようになります。


Git Gui の手順:

  • Git_Cloneフォルダの右側の空白のスペースを右クリックし、[ここでGit GUIを開く]を選択します。


  • [Clone Existing Repository(既存のリポジトリをクローンする)]をクリックします。


  • NASのGitリポジトリをソースの場所として入力します。
  • ローカルフォルダをターゲットディレクトリとして入力します。
  • クローンをクリックして、Gitプロジェクトのソースコードをクローンします。


  • SSHで管理者アカウントのパスワードを使用してNASにログインします。


  • Gitクローンが完了すると、ローカルプラットフォームでソースコードを修正、書き込み、コミットできるようになります。


TortoiseGitを使用する場合:

  • Git_Cloneフォルダの右側の空白のスペースを右クリックし、[Gitクローン...]を選択します。


  • NASのGitリポジトリをURLとして入力してください。
  • ローカルフォルダをターゲットディレクトリとして入力します。
  • OKをクリックして、Gitプロジェクトのソースコードをクローンします。


  • SSHで管理者アカウントのパスワードを使用してNASにログインします。


  • Gitクローンが完了すると、ローカルプラットフォームでソースコードを修正、書き込み、コミットできるようになります。

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