Drive Utilitiesを使用してASUSTOR NAS上のドライブをクローンまたは安全に消去する

コースの目標

このコースを修了すると、下記のことができるようになります：

1. NASの空のドライブベイを使用して、ドライブを安全に消去したり、データを新しいドライブにクローンしたりします。

前提条件

受講前提条件：

なし

次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています：

なし

概要

1. Drive Utilities のご紹介

1.1 Drive Utilities のインストール

2. ドライブデータのクローン作成

3. ドライブを安全に消去します

1. Drive Utilities のご紹介

ASUSTORは、さまざまなストレージ容量のニーズに対応するために、異なる数のドライブベイを備えたさまざまなモデルを設計しています。App CentralからDrive Utilitiesをインストールして、空のドライブベイを1つ以上使用し、ハードドライブのメンテナンス（ドライブの安全な消去やドライブのクローン作成など）を実行できます。

システム要件：AS31、32、52、53、54、61、62、63、64、Lockerstor (AS65、66)、Lockerstor Gen2 (AS67)、Lockerstor Gen3 (AS68)、Lockerstor Pro (AS71)、Flashstor (FS67)、Flashstor Gen2 (FS68)、AS6004U、Xpanstor 4 (AS5004U)。

1.1 Drive Utilities のインストール

• Webブラウザーを使用して、管理者アカウントでADMにログインします。
• 「App Central」 「ASUSTOR Apps」を選択してください。
• 「Drive Utilities」をクリックしてから、「インストール」をクリックします。

2. ドライブデータのクローン作成

ASUSTOR NASや拡張ユニットの空きベイを2つ以上使用することで、1つのハードドライブやSSD内のすべてのデータを、同じ容量またはそれ以上の容量を持つ別のハードドライブやSSDに完全にコピーできます。これにより、ドライブ内のすべてのデータを保持およびバックアップするのに役立ちます。

• ドライブのクローンを作成するには、少なくとも 2 つ以上の空のドライブ ベイが必要です。
• 空のベイの 1 つにソース ドライブを挿入します。
• 宛先ドライブを別のベイに挿入します。1つのドライブから複数のドライブにデータをクローンすることができます。

• ADMデスクトップで「Drive Utilities」アイコンを探して、クリックして開きます。

• 使用可能なドライブのみを表示するには、「使用できないドライブを隠す」をクリックします。

• ソースドライブを選択し、「ドライブのクローン化」をクリックします。

• 使用可能なすべてのデスティネーションドライブがここにリストされます。
• 1 つ以上のデスティネーションドライブを選択し、「次へ」をクリックします。

• 設定を確認し、「終了」 をクリックします。

• 開始すると、現在のクローニングの進行状況が表示されます。
• クローン作成を完了するために必要な時間は、挿入されたドライブの容量と速度によって異なります。

• 「中止」をクリックして、タスクを中止します。クローンが不完全な場合、宛先ドライブ上のデータが読み取れなくなる可能性があります。

• 完了すると、ドライブのステータスは下図のようになります。

3. ドライブを安全に消去します

ハードドライブやSSDが不要になった場合、NASの空きドライブベイやDrive Utilitiesを搭載したASUSTOR拡張ユニットを使用して、ハードドライブやSSD内のデータを安全に消去し、不正な第三者によるデータの復元を防ぎます。

• NASに少なくとも1つの空のベイがあることを確認してください。
• 消去するドライブを空のベイに挿入します。

• ADMデスクトップで「Drive Utilities」アイコンを探して、クリックして開きます。

• 使用可能なドライブのみを表示するには、「使用できないドライブを隠す」をクリックします。

• 消去するドライブを選択します。「安全な削除機能」をクリックします。

• 確認して 「OK」 をクリックします。

• 管理者パスワードを入力してタスクを開始します。

• これで、メインページでデータ消去の現在の進行状況を確認できます。
• ドライブを安全に消去するために必要な時間は、ドライブの容量と速度によって異なります。

• 「中止」をクリックして、タスクを中止します。途中で中止するということは、回復可能なデータがまだ存在する可能性があることを意味します。消去されたドライブは、再度使用するにはフォーマットする必要があります。

• 完了すると、ドライブのステータスは下図のようになります。