Microsoft Windowsでネットワークドライブをセットアップし、NASにアクセスする方法を紹介します。

コースの目標

このコースを修了すると、下記のことができるようになります：

1. Microsoft Windowsを使用してNASのファイルにアクセスする。
2. ネットワークドライブをセットアップする。

前提条件

受講前提条件：

なし

次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています：

Microsoft Windows

概要

1. NASを構成する

1.1 Sambaサービスを有効にする

1.2 共有フォルダを作成し、アクセス権をセットアップする

2. Windowsを構成する

2.1 ネットワークドライブとして共有フォルダをセットアップする

3. サーバー名でNASを接続する

4. ASUSTOR Control Center を使用して NAS を接続する

1. NASを構成する

ウェブブラウザを使用して外部からNASにアクセスするには、「NAS 121：リモートアクセス」を参照してください。

1.1 Sambaサービスを有効にする

ステップ1

• Webブラウザを使用してADMにログインします。
• [サービス] [SMB]の順に選択します。
• [SMBを有効にする]チェックボックスを選択し、[適用]をクリックします。

1.2 共有フォルダを作成し、アクセス権をセットアップする

ステップ1

• [アクセスコントロール] [共有フォルダ]を選択します。
• [追加]をクリックします。

ステップ2

• これで、NASに新しい共有フォルダを作成する準備ができました。
• 新しいフォルダの名前を入力し、入力し終わったら[次へ]をクリックします。 (以下の例では、新しいフォルダ名として「MyNAS」を入力しました)。

ステップ3

• 選択したアクセス権に対応するラジオボタンを選択して、フォルダのアクセス権を設定します。(以下の例で、選択されているアクセス権「すべてのユーザーの場合は読み取り専用、管理者の場合は読み取りと書き込み」が表示されています。)
• 完了したら、[次へ]をクリックします。

ステップ4

• 設定の最終要約に目を通します。
• 完了したら、[終了]をクリックしてこれらの設定を確認します。

2. Windowsを構成する

2.1 ネットワークドライブとして共有フォルダをセットアップする

例として、Windows 10を実行しているコンピュータを使用します。

ステップ1

• Windows 10で、[タスクバー]の[検索]をクリックします。

• 2つの円マークの次にNASのIPアドレスを入力し、[Enter]を押します。例えば、以下のようになります。

• Windows エクスプローラを開き、2つの円マークの次にNASのIPアドレスを入力し、[Enter]を押します。

ステップ2

• Windows は、SAMBA を介して NAS に接続します(SMB サービスが ASUSTOR NAS で有効になっていることを確認してください)。
• NASでこれまでに作成された共有フォルダを表示することができます。

ステップ3

• 共有フォルダ(以下の例では、「MyNAS」)を右クリックし、[ネットワークドライブのマップ]を選択します。

ステップ4

• ネットワークドライブで使用するドライブ文字を指定し、[再接続とログイン]と[異なる認証情報を使用して接続する]チェックボックスを選択します。
• 完了したら、[終了]をクリックします。

ステップ5

• NASユーザー名とパスワードを表示されるダイアログボックスに入力し、[認証情報を記憶する]チェックボックスを選択します。
• 完了したら、[終了]をクリックします。

注意：アカウントのパスワードが正しいことを確認しても、ここでエラーが発生し続ける場合は、Windowsを再起動して、再度接続を試みてください。

ステップ6

• Windowsで[このPC]をクリックすると、共有フォルダ(この例では、「MyNAS」)がコンピュータのネットワークドライブになります。
• このネットワークドライブにファイルをドラッグアンドドロップすると、NASの共有フォルダに自動的に転送されます。

3. サーバー名でNASを接続する

WS-Discoveryは、ローカルネットワーク上のWindows PCからNASを検索されるようにできます。NAS内にあるコンテンツを見つけて閲覧するには、Windowsの「ファイルエクスプローラー」で「ネットワーク」を開き、「コンピューター」というアイテムを選択することによって可能になります。（ADM 4.0.5以降対応）

注： NAS サーバー名は、[設定] [ネットワーク] [一般] で変更することができます。

ステップ1

• [サービス] [SMB]の順に選択します。
• [SMBを有効にする]と[WS-Discoveryを有効にする]チェックボックスを選択し、[適用]をクリックします。

ステップ2

• Windowsのファイルエクスプローラで[ネットワーク]をクリックすると、[コンピューター]にWS-Discoveryが有効になっているNASが表示されます。
• 接続するNASをクリックします。

• または、2つの円マークの次にNASのサーバー名を入力し、[Enter]を押します。

• Windows10で、[タスクバー]の[検索]をクリックすることもできます。
• 2つの円マークの次にNASのサーバー名を入力し、[Enter]を押します。

ステップ3

• NASユーザー名とパスワードを表示されるダイアログボックスに入力し、[認証情報を記憶する]チェックボックスを選択します。
• 完了したら、[終了]をクリックします。

ステップ4

• これで、WindowsファイルエクスプローラでNAS共有フォルダのファイルにアクセスできるようになります。

4. ASUSTOR Control Center を使用して NAS を接続する

Windows で ASUSTOR Control Center (ACC) を使用して、NAS 共有フォルダのファイルにアクセスできます。Windows に ACC をインストールし、より多くの ACC 機能を使用する方法については、「NAS 107：ASUSTOR Control Center（コントロールセンター）の紹介」を参照してください。

ステップ1

• ACC を開き、必要な NAS のステータスが[準備完了]であることを確認します。
• 接続する NAS をクリックします。
• [接続] [ネットワークドライブを開く]をクリックします。

ステップ2

• NASユーザー名とパスワードを表示されるダイアログボックスに入力し、[認証情報を記憶する]チェックボックスを選択します。
• 完了したら、[終了]をクリックします。

ステップ3

• これで、WindowsファイルエクスプローラでNAS共有フォルダのファイルにアクセスできるようになります。

参考